公益財団法人 祇園祭船鉾保存会

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船鉾の歴史

船鉾の歴史

船鉾の創建は文献によると、応仁乱前の嘉吉元(1441)年八坂神社所蔵の「祇園社記第十五」に祇園会ほこの次第として七日の前祭の分に「しんくくわうくうの舟」として記されています。

十六世紀(1700年代)の洛中洛外図屏風(上杉本)に描かれている船鉾には帆柱が立っていました。宝暦七年の帆柱廃止まで船鉾には帆柱がありました。

船鉾のご神体、神功皇后がつけるご神面を能面研究の第一人者である中村保雄氏の研究発表によりますと、船鉾の神功皇后のご神面には二つの墨書の花押が認められており、歴史家林屋辰三郎氏の調査により「八坂神社文書」にみえる文安年間(1444~49)の社人のものと判明しました。

また、古来安産に奇瑞(きずい)があるといわれる皇后の神面は宮中でも尊敬され参内しています。

代表例を上げますと、

※その他の参内例


参考文献